■第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会・ジャパネット杯春の高校バレー2021

◆春高バレー・最近10年の優勝校◆

[2011年]□男子/東亜学園(東京)□女子/東九州龍谷(大分)[2012年]□男子/大村工(長崎)□女子/東九州龍谷(大分)[2013年]□男子/星城(愛知)□女子/下北沢成徳(東京)[2014年]□男子/星城(愛知)□女子/九州文化学園(長崎)[2015年]□男子/東福岡(福岡)□女子/金蘭会(大阪)[2016年]□男子/東福岡(福岡)□女子/下北沢成徳(東京)[2017年]□男子/駿台学園(東京)□女子/下北沢成徳(東京)[2018年]□男子/鎮西(熊本)□女子/金蘭会(大阪)[2019年]□男子/洛南(京都)□女子/金蘭会(大阪)[2020年]□男子/東山(京都)□女子/東九州龍谷(大分)[2021年]□男子/東福岡(福岡)□女子/就実(岡山)

【女子】2021年1月10日/最終日/決勝/東京体育館

★就実(岡山)が25大会ぶり3度目の優勝★

就実(岡山)3(25-20、25-20、22-25、25-12)1大阪国際滝井(大阪)

【就実】第4セットを奪い返され、2-1で迎えた勝負どころの第4セットは、就実が序盤から攻め立てた。周田の移動攻撃や深澤め、曽我の強打で連続得点、最後は周田がサービスエースを決め、無観客のセンターコートに歓喜の声がこだました。昨年10月に春高の開催が決定。「神様がチャンスを与えてくれたと思った」と語る周田。いつまた休校になるかわからない不安の中で感じたのは「バレーボールができる喜び」だった。大舞台でも感謝の気持ちを忘れず戦い、金蘭会(大阪)、前回準優勝の古川学園(宮城)と優勝候補を撃破した。「最初で最後の全国大会を思い切り楽しんだから、ここまで来られた」。激動の1年を仲間と乗り越え栄冠をつかみ、周田は笑顔で3年間を締めくくった。

《就実スターティングメンバー》

[2]周田夏紀(3年=177)[4]深澤めぐみ(2年=176)[5]深澤つぐみ(2年=176)[6]曽我紀美(2年=163)[7]平田美菜(3年=173)[9]S岩本沙希(1年=164)《リベロ》[3]小林なづな(3年=143)[11]北川果乃子(3年=158)

《大阪国際滝井スターティングメンバー》

 

[1]鹿嶋明里(3年=175)[2]S濱田真友(2年=162)[3]重田花楓(3年=165)[4]中本柚朱(3年=177)[6]藤井絢奈(2年=168)[10]中井心音(2年=175)[リベロ][12]河合風香(3年=154)[13]宗助夢羽(1年=164)

◆就実・西畑美希監督=写真=の声

就実は基本に忠実に。簡単なことをいかに丁寧になるか、というバレーボールです。決勝の夢舞台で選手たち一人ひとりが力を発揮できたと思います。

周田夏紀(3年)最初で最後の全国大会を思いっきり楽しもうという気持ちが勢いにつながった。

小林なづな(3年)勝ち急がず、全員で拾おうとプレーした結果、日本一が取れた。

深澤めぐみ(2年)自分が決めて、日本一を勝ち取れたことが本当にうれしい。

深澤つぐみ(2年)(控えで)去年は悔しい思いをした。今年は自分がコートに立って勝ちたいと思っていた。

●大阪国際滝井の声

才﨑哲次監督の話 精神的な弱さ。ひっくり返せなかった。コロナ禍でバレーができない期間もあった。生きていくことが大変な人もいる中、バレーができるなんて幸せ。大変だなんて思ったことはなかった。中本柚朱選手(3年)の話 相手のブロックが高くて、打つコースがなかった。ブロックとレシーブが(前回優勝の東九州龍谷との)準決勝ほどできなかったのが敗因。

【男子】□2021年1月10日/最終日/決勝/東京体育館

★エース柳北の活躍で東福岡(福岡)が5年ぶり3度目の優勝★

東福岡(福岡)3(25-23、25-21、19-25、25-19)1駿台学園(東京)

【東福岡】世代ナンバーワンのスパイカーに成長した柳北悠李(3年)=192㌢=が、準決勝の38得点に続き決勝でも347得点を挙げた。第1、第2セットともに柳北が好調。バックスパイクなどを多投し得点を積み上げていく。これに対して前回準優勝の駿台学園は2年生の渡辺渡辺秀真=178㌢=のスパイクで必至に追い上げるが届かない。王手をかけた第3セットは途中出場の駿台学園の1年佐藤遥斗=190㌢=のスパイクやサービスエースで流れを変えられ落としたものの、第4セットは再び、柳北が打ちまくり真のエースが優勝に導いた。

東福岡の藤元聡一監督の話

柳北を支え続けた3年生の存在があったからこそ、今回も彼が活躍でき優勝できた。

柳北悠李選手(3年)の話

日本一を取れてうれしく思う。みんなに信頼されるような日本一のエースになりたかったので頑張った。支えてくれた仲間にありがとうといいたい。

《東福岡 喜びの声》

川波虎太郎(3年)去年負けた悔しさがあった。必ず日本一を取ると思った。

山田美雄(2年)ミスもあって100%できたわけではないけど、日本一はうれしい。

坪谷悠翔(2年)いろんなことがこの1年あったけど、この大会で日本一になれてうれしい。

近藤蘭丸(2年)3年生に日本一という恩返しができたことがうれしい。

葭原昴大(2年)(柳北が)絶対に決めてくれるという信頼感があった。素直にうれしい。

川野史童(1年)とても緊張したけど、自分のプレーができたのでよかった。

井上琉聖(2年)悠李さん(柳北)がどんな球も決めてくれたので勝つことができた。

土井柊汰(1年)悠李さんが勝負どころで決めてくれて本当にうれしい。

【駿台学園】2年連続で決勝で、あと一歩及ばなかった。主将でリベロの矢島大輝(3年)は「去年の先輩にも、支えてくれた親やマネージャーにも恩返しができず、申し訳ない思いです」。1年間の原動力は昨年決勝で東山(京都)に敗れた悔しさ。矢島は「やるべきことをしっかりやり、より高度なバレーをして日本一になろう」と部員たちをまとめてきた。願いは届かなかったが、「高校最後の試合、いつもより楽しかった。この悔しさを来年こそ晴らしてほしい」と後輩に思いを託した。

【表彰選手】

□最優秀選手賞 男子=柳北悠李(東福岡)女子=深澤めぐみ(就実)

□優秀選手賞 男子=柳北悠李、坪谷悠翔(以上東福岡)金田晃太朗、中田良(以上駿台学園)一条太嘉丸(清風)女子=深澤めぐみ、深澤つぐみ(以上就実)中本柚朱、鹿嶋明里(以上大阪国際滝井)室岡莉乃(東九州龍谷)バルデス・メリーサ(古川学園)

□ベストリベロ賞 男子=井上琉聖(東福岡)女子=小林なづな(就実)


【明暗】敗れて涙する古川学園(宮城)と勝利の雄叫び就実(東京)
【明暗】敗れて涙する古川学園(宮城)と勝利の雄叫び就実(東京)

【女子】2021年1月9日/第4日/準決勝/東京体育館

★無念、古川学園 準決で涙 メリーサ42得点もノーシードの就実に屈する★

就実(岡山)3(27-25、25-23、21-25、25-19)1古川学園(宮城)

【古川学園】前年準優勝の古川学園が1-3で就実に敗れ、2年連続9度目の決勝進出を逃しました。今春Vプレミアリーグ入りが内定するキューバ人量学生バルデス・メリーサ(3年)がバックアタック14本を含む計42得点(サーブ3点、ブロック2点)と奮闘するも、第4セットで力尽きた。今大会活躍した1年生セッター熊谷仁依奈など下級生が全国の舞台を踏んだことで、また来年はたくましなって古川学園は戻ってくる。就任20年目の岡崎典生監督(52)は「1セット目を取りきれなかったのが一番」と敗因を分析した。

創部60周年の新チームには、全国舞台を経験した1年生セッターの熊谷仁依奈、そして今大会左足故障でベンチから外れたドミニカ共和国からの留学生で身長195㌢のタピア・アロンドラ(1年)も残る。熊谷は「この悔しさを力にし、次は自分が(背中)を見せたい」と力強い言葉でコートを跡にした。

【就実】古川学園のエース、バルデス・メリーサを抑えなければ勝てない。身長185㌢のキューバ人留学生で最高到達点325㌢は、ブロツクの上からでも打ってくる。「4割は仕方ない。打ち損じの6割を徹底的に拾う」と割り切った。アタッカーの深沢つぐみ(2年)は「足が動いて、しっかり拾えた」。双子の姉でエースの深沢めぐみ(2年)は守備のがんばりに応えようと、要所で決めまくった。西畑監督は、次々に強豪を破り前回の準優勝も下したことで、「勝つとは思っていなかったでしょう? こちらもびつくり。辛抱強いバレーをしてくれました」と選手をたたえ、〝就実旋風〟が勢いを増した。

大阪国際滝井(大阪)3(25-14、25-20、26-24)0東九州龍谷(大分)

【大阪国際滝井】前回優勝で今大会の優勝候補東九州龍谷を3-0のストレートで下し、6大会ぶり6度目の決勝進出を決めた。計27得点のエース中本柚朱(ゆず=3年)は「楽しかった。みんなが声を掛けてくれたので落ち着いてできた」と笑顔。前回大会は共栄学園(東京)との準々決勝でスタミナ切れもあり惜敗。「長く戦っても(体力が)もつようになった」と中本は成長を実感した。

中本柚朱(なかもと・ゆず)2002年11月13日、広島県甘日市市生まれ、18歳。大阪国際大和田中で全国大会を経験。春高は2年時に出場して8強。卒業後はVリーグ岡山シーガルズに加入予定。最高到達点292㌢、身長177㌢、体重68㌔。

【東九州龍谷】優勝した前回大会で最優秀選手賞に選ばれた室岡莉乃(3年)を除き、チームは1 、2年生が主体。人生で初めて主将を務めた室岡を支えたのが、背番号「1」をつけた3年生の若松かのん。「室岡は口に出すタイプでないので、室岡にはプレーで引っ張ってもらって、私は声を出して引っ張ろうと役割分担をしてきました」と。途中出場の若松は流れを変えられず「私がでるときはチームが苦しい場面。3年生として挽回できずに終わってしまった」と大粒の涙を流していました。

【男子】2021年1月9日/第4日/準決勝/東京体育館

駿台学園(東京)3(25-23、25-23、21-25、25-27、15-9)2市尼崎(兵庫)

【駿台学園】大激闘を勝ち切り、2年連続3度目の決勝進出。重要な局面で流れを奪うプレーを連発したミドルブロッカー(MB)の金田晃太朗(3年)は「すごくうれしい。今大会、初めてのフルセットて体力面の不安もあったけど、最後は気持ちで体が勝手に動きました」と納得の表情。

金田晃太朗(かねだ・こうたろう)

2002年6月14日、群馬県桐生市生まれ、18歳。駿台学園高2年時の2020年1月春高準優勝。明大進学予定。ミドルブロッカー。最高到達点337㌢、身長190㌢、体重74㌔。

駿台学園(東京)のエース、金田晃太朗選手(3年)がスパイクを決める=東京体育館
駿台学園(東京)のエース、金田晃太朗選手(3年)がスパイクを決める=東京体育館

【男子】2021年1月9日(土)/第4日/準決勝

東福岡(福岡)×清風(大阪) 市尼崎(兵庫)×駿台学園(東京)

【女子】2021年1月9日(土)/第4日/準決勝

東九州龍谷(大分)×大阪国際滝井(大阪) 就実(岡山)×古川学園(宮城)

【男子】2021年1月7日/第3日/3回戦

東山0(東山が棄権のため高松工芸勝)2高松工芸

【東山】選手1人に発熱者がいたため棄権した。発熱した選手が新型コロナウイルスのPCR検査の結果、陽性であったことば判明、管轄の保健所などと連携しながら必要な措置を講じていくことになった。これにより東山は試合をすることなく、連覇への道はたたれた。

福井工大福井1-2東福岡、石川県工2-0鎮西、日本航空0-2清風

仙台商2(25-17、25-19)0昌平

福島商0(16-25、21-25)2駿台学園

【福島商】昨年準優勝の駿台学園にストレートで敗退。要所でミスが出て勝機を逸した。鈴木雅広監督(55)は「高いブロックを意識してしまって、自分たちがミスを重ねてしまった」と振り返った。

松本国際2-1慶応義塾、都城工0-2市立尼崎

□準々決勝

高松工芸1-2東福岡

【東福岡】高松工芸の身長210㌢エース、牧大晃(2年)とのエース対決を192㌢の柳北悠李(3年)が制した。「ミスをしても顔に出さず、いい雰囲気でやることを心掛けた。最後は自分が決めないと」とエースとしての自覚を。牧(高松工芸)について「1学年下なので負けたくなかった」とプライドを。「一戦一戦、戦うだけ」と頂点を見据える。

石川県工1-2清風

【清風】3年連続で4強入り。準決勝で敗退した前回もメンバーだった一条太嘉丸主将(3年)が強打で攻撃陣を牽引し、逆転に成功した。一条主将は「去年はセンターコートで悔しい思いをした。今年は3年が引っ張っていきたい」と力強く語った。

松本国際0-2市立尼崎

仙台商0(19-25、17-25)2駿台学園

【仙台商】2017年以来4年ぶりの8勝進出を決めたが、準々決勝で昨年準優勝の駿台学園にストレートで敗れた。

【女子】2021年1月7日/第3日/3回戦

聖和女学院0-2就実、金蘭会2-0鹿児島女、東九州龍谷2-0敬愛学園、東京都市大塩尻2-0佐賀清和、春日部共栄0-3鎮西

奈良文化0(15-25、19-25)2古川学園

米沢中央0(23-25、19-25)2大阪国際滝井

【米沢中央】第1セットは序盤にリードを奪うが攻撃の展開が読まれ逆転され、第2セットもエース佐藤吉野(3年)や主将の亀井美子(2年)の強烈なスパイクで点差を縮めるものの、流れを変えることができず強豪大阪国際滝井に屈した。卒業後はV・プレミアリーグに進む身長183㌢の佐藤は「自分の思っていたプレーができなかった。決定力もレシーブも気持ちの面も上げていきたい」と悔しさをにじませたが、今後は「日本代表に入って、オールラウンダーで活躍する選手になりたい」と将来の抱負を語った。

誠信2-0共栄学園

□準々決勝

東九州龍谷2-0東京都市大塩尻

【東九州龍谷】〝東龍の小さな巨人〟と呼ばれる162㌢の室岡莉乃主将(3年=U18日本代表)が攻守でチームの勝利に貢献した。竹内誠二監督(45)から主将に指名された。人生初の大役も「人間的にもう一つ成長して、本当の高校ナンバーワンになってもらいたい」との監督に期待に応えた。

金蘭会0-2就実、大阪国際滝井2-1誠信

鎮西0(20-25、20-25)2古川学園

 【古川学園】準優勝した昨年に続きベスト4進出。最高到達点325㌢のキューバ人留学生バルデス・メリーサ(3年)が絶好調で勝利に貢献した。


【男子】□2021年1月6日/第2日□2回戦

高松工芸2-0松阪工

雄物川(秋田)0(23-25、17-25)2福井工大福井(福井)

【雄物川】第1セットはエース石塚蓮(2年)が10得点を挙げるが落とすと、第2セットは見せ場がなかった。赤川育也主将は「踏ん張りどころでしっかり決められるエースになってほしい」と後輩の石塚に期待を込めた。

東山(京都)2-0東海大相模(神奈川)

【東山】強豪の東海大相模を破り連覇に向けて好スタートを決めた。昨年は絶対的なエース高橋藍(らん=現日体大1年)がいたが、その高橋から主将を受け継いだ吉村颯太(3年)は「苦しい時に決めてくれるのが藍さんだった。決め手はいないけど、全員で点をとっていく」と全員バレーを宣言した。

昌平(埼玉)2-0松江高専

習志野(千葉)0-2東福岡(福岡)

【東福岡】エース柳北悠李の活躍で2回戦屈指のカードを制した。

崇徳(広島)0-2駿台学園(東京)

【駿台学園】前回大会準優勝の意地を見せた。2年連続出場の渡辺秀真(2年)は「最初は体が動かなかった。内容はとしてはよくない」と厳しい自己評価だった。

聖隷クリストファー(静岡)0-2市立尼崎(兵庫)、松山工(愛媛)0-2清風(大阪)

東亜学園(東京)0-2鎮西(熊本)

仙台商(宮城)2(25-16、23-25、25-19)1大村工(長崎)

【仙台商】過去2度の優勝がある大村工にフルセットの末、競り勝った。U-18日本代表のエース山元快太(2年)が春高デビュー。「3年生と最後の大会なので日本一まで連れて行きたい」と頼もしいエース。

佐賀学園0-2日本航空(山梨)、高知0-2都城工(宮崎)

松本国際2-0土浦日大(茨城)

【松本国際】前回大会4強の強豪が土浦日大相手に2-0のストレート勝ち。昨年8月の練習中に左足首をねん挫したスパイカーの池田拓真(2年)はセッターに転向。「大きい体育館でトスを上げたことがなかったので緊張した」と戸惑いも。

鹿児島商1(20-25、25-15、23-25)2福島商

【福島商】前日(5日)の全国初白星に続く2勝目で勢いに乗る。最終セット17-18から高校公式戦初出場の左利きピンチサーバーの佐藤海月(3年)が〝落ちるサーブ〟で2連続得点で流れを変えた。

恵庭南(北海道)0-2慶応義塾

【女子】□2021年1月6日□2回戦

県岐阜商0-2鹿児島女

金襴会(大阪)2-0松山東雲(愛媛)

【金蘭会】2018年、2019年大会女王が、松山東雲を2-0のストレートで圧倒し、好発信を切った。最高到達点が300㌢の西川吉野(3年)と吉武美佳(2年)の両アタッカーがパワフルなスパイクで得点を重ねた。主将でリベロの西崎愛菜(3年)は「(コロナ禍のため)最初で最後の全国大会。緊張もあったけどしっかり戦えました」とほっとした表情。

西□楽(群馬)0-2聖和女学院(長崎)

就実(岡山)2-0文京学院大女(東京)

【就実】2019年インターハイ女王の就実が、深沢めぐみ(2年)、深沢つぐみ(同)の双子姉妹の活躍で3回戦に駒を進めた。姉の深沢めぐみはアウトサイドヒッター、「自分のプレーができた」。妹のミドルブロッカーつぐみは「まだ力を全部だしきれていない」と対照的なコメントでした。

帯広南商(北海道)0-2春日部共栄(埼玉)、城南(徳島)0-2奈良文化、和歌山信愛1-2佐賀清和、大阪国際滝井2-0伊勢原(神奈川)

日立第二(茨城)1(17-25、25-22、15-25)2古川学園(宮城)

【古川学園】昨年度準優勝が苦しみながら初戦を突破した。32年ぶり出場の日立二(茨城)に第2セットで並ばれたが、最終セットは10点差で逃げ切った。1年生セッター熊谷仁依奈が春高デビューを果たしキューバ人留学生のバルデス・メリーサ(3年)と息の合ったプレーを見せ、計28得点(バックアタックを含む)を演出した。熊谷は「メリーサ先輩に頼りすぎた。もっと楽に…を決められるようにしたい」反省も忘れなかった。

東九州龍谷(大分)2-0富山第一

【東九州龍谷】身長184㌢の大型ルーキー(1年)MB飯山エミリ(日本人の父、ロシア出身の母)=鹿児島市出身=が全国デビュー戦で大活躍。クイックやブロツクを中心に飯山は2連覇を狙うチームの勝利に貢献。現在の女子日本代表候補29人のうち、東九州龍谷出身は、岩坂名奈(30)、長岡望悠(29)、鍋谷友理枝(27)ら最多5人を数える。日本代表を輩出する春高常連校で、1年生からレギュラーの座をつかんだ飯山も将来を期待されている。

郡山女大附(福島)0(21-25、17-25)2都市大塩尻(長野)

【郡山女大附】青島美空主将(3年)練習してきたことを出し切れなくて後輩に自分たちのプレーをみせられなかったことが心残り。でも最後の5連続ポイントは来年につながると思う。

 北嵯峨(京都)0-1共栄学園(東京)、鎮西(熊本)-氷上(兵庫)、札幌山の手(北海道)-誠信(愛知)

《山形県勢の結果》2回戦

山形南0(20-25、26-28)2石川県工(石川)

第1セット、劣勢の展開から終盤に20-20に追いついた。ここから反撃したかったが勢いを呼び込めずミスなどで5連続得点を挙げられ20-25で第1セットを落とすと、第2セットも同じように追いかける試合流れとなった。伊藤のスバイクで中盤に13-12と逆転するが相手エース佐近のスパイクで突き放された。終盤は1年生エース菅原の強打で連続得点を挙げ25-25と粘りを見せるが、最後は相手3年生エースの意地が勝り、2年連続で初戦敗退となった。

○米沢中央2(25-19、25-16)0都城商(宮崎)

2大会ぶり出場の米沢中央が初戦の2回戦を快勝した。第1セット6点のリードを許したが、焦らず粘り強く攻撃し逆転で先取。第2セットはエースの佐藤吉野(3年)や主将の亀井美子(2年)を中心に攻撃し連取した。石田和也監督は「持ち味の粘り強さが出て、攻撃も機能した。目標は日本一だが、まずは明日(3回戦・大阪国際滝井戦)勝ってベスト8進出したい」と前を向いた。佐藤吉野選手は「やるべきことはやれた」と自分の責任を果たし笑みをみせた。


▶第73回全日本バレーボール高校選手権大会が2021年1月5日(火)、東京体育館で開幕した。初日は男女の1回戦が行われた。東北勢は対戦は、次の通り。

【男子】(東京体育館)□1回戦

近大付(大阪)1(25-23、20-25、18-25)2福島商(福島)

○福島商…創部84年目で2年ぶり2度目の出場で初勝利。福島県勢では2013年の相馬以来8年ぶりの勝利に歓喜した。3年生ダブルエースの羽田汐音選手と菱沼夏輝選手が2人で総合得点73点の半分を超える計37得点を奪いチームを勝利に導いた。

東海大相模(神奈川)2(25-17、23-25、25-22)1弘前工(青森)

●弘前工…2度の全国優勝を誇る東海大相模(神奈川)相手に惜敗し、2017年以来の初戦突破を逃した。第3セットは190㌢の鳴海魁馬(1年)を中心に攻め健闘した。

○東海大相模…ユース日本代表の西山大翔(ひろと=3年/193㌢)が持ち前の力強いスパイクでチームの初戦突破に導いた。2回戦の6日は前回覇者の東山(京都)と激突する屈指の好カード。西山は「しっかり相手を分析して練習の成果を発揮したい」と王者撃破に闘志を燃やした。

不来方(岩手)0(15-25、21-25)2都城工(大分)

●不来方…昨年16強に続く2年連続の初戦突破を逃した。勝負どころでのミスが響き、高橋新哉監督(39)は「サーブとブロック力を高め、相手の弱いところを突けるようにしたい」と雪辱を誓っていた。

【女子】(東京体育館)□1回戦

県岐阜商(岐阜)2(25-22、25-22)0高田(岩手)

●高田…7年ぶりの全国で白星を逃した。先発アタッカーの平均身長は本体会出場校の中で一番低い161.2㌢。約9㌢高さで上回る県岐阜商にストレート負けした。セッターの佐藤那津美主将は「勝って地域の方々に恩返ししたかった」と涙を流した。

就実(岡山)2(25-14、25-11)0青森西(青森)

青森西…過去優勝、準優勝各2度の就実(岡山)に完敗した。リベロの柳瀬栞主将は「全国は簡単に勝ている場所ではないことを自覚して練習し、1勝してほしい」と後輩に託した。

秋田北(秋田)0(16-25、17-25)2富山第一(富山)

●秋田北…第2セットは小白川華林主将(3年)のサービスエースなどで6連続得点と追い上げたが、流れを呼び込めず挽回とはいかなかった。小白川主将は「負けた悔しさを忘れないで、達成できなかった目標を来年こそ達成してほしい」と目標の8強進出を後輩に託した。

【男子】□1回戦(2021年1月5日)

鹿児島商(鹿児島)2-0県立伊勢崎(群馬)、開智(和歌山)0-2福井工大福井(福井)

安田学園(東京)0-2高松工芸(香川)

○高松工芸…身長210㌢、最高到達点350㌢から強打を決める牧大晃(ひろあき=2年)らの活躍で高松工芸が4大会ぶりの初戦白星。牧はユース日本代表候補で将来の日本を背負う逸材。

美里工(沖縄)0-2松阪工(三重)、習志野(千葉)2-1玉野光南(岡山)、大村工(長崎)2-0城東(徳島)、星城(愛知)0-2崇徳(広島)、富山第一(富山)0-2昌平(埼玉)、鳥取中央育英(鳥取)0-2恵庭南(北海道)、高川学園(山口)0-2日本航空(山梨)、石川県工(石川)2-0天理(奈良)、近江(滋賀)0-2慶応義塾(神奈川)、東亜学園(東京)-県岐阜商(岐阜)、土浦日大(茨城)2-1大分南(大分)、足利大付(栃木)1-2聖隷クリストファー(静岡)、佐賀学園(佐賀)2-0東京学館新潟(新潟)、北海道科学大高(北海道)2-0松山工(松山)

【女子】□1回戦(2021年1月5日)

 松山東雲(愛媛)2-1北陸(福井)、春日部共栄(埼玉)2-0金沢商(石川)、境出商(香川)0-2敬愛学園(千葉)、帝京第三(山梨)0-2鎮西(熊本)、城南(徳島)2-0富士見(静岡)、近江(滋賀)0-2聖和女学院(長崎)、津商(三重)1-2広島桜が丘(広島)、奈良文化(奈良)2-0安来(島根)、誠英(山口)0-2大阪国際滝井(大阪)、鹿児島女(鹿児島)2-0川崎橘(神奈川)

○都市大塩尻(長野)2-1八王子実践(東京)

○都市大塩尻(長野)…全日本高校選手権5度の優勝を誇る八王子実践(東京)に逆転勝ちの大金星を挙げた。2年生アタッカー伊藤舞理凛(まりりん)=八王子実践中出=が「『絶対勝つ』という気持ちで臨んだ。楽しめました」と、平均身長が175.6㌢と高さで圧倒する相手のブロックに負けず、ストレートを次々にたたき込んだ。過去の最高成績は2014年大会の4強だか、チームの目標は日本一。勢いが止まらない。

誠信(愛知)2-0長岡商(新潟)

誠修(福岡)1-2日立第二(茨城)

○日立第二(茨城)…エース石崎愛香(まなか=3年)が「仲間を信じて打つだけだった」と高さのあるスパイクを連発し、32年ぶりの白星をつかんだ。

国学院栃木(栃木)1-2和歌山信愛(和歌山)、都城商(宮崎)2-0高知(高知)、札幌山の手(北海道)2-0西原(沖縄)、岩美(鳥取)0-2北嵯峨(京都)


第97回東京箱根間往復大学駅伝2021

□2021年1月3日(最終日)/神奈川県・箱根町芦ノ湖畔5区間(107.5㌔)出場チーム21チーム

★逆転で駒沢大が総合優勝/

□総合成績[1]駒沢大(白鳥、田沢、小林、酒井、鈴木、花崎、花尾、佃、山野、石川)10時間56分4秒[2]創価大10時間56分56秒[3]東洋大11時間0分56秒[4]青学大11時間1分16秒[5]東海大11時間2分44秒[6]早大11時間3分59秒[7]順大11時間4分3秒[8]帝京大11時間4分8秒[9]国学院大11時間4分22秒[10]東京国際大11時間5分49秒[11]明大[12]中大[13]神奈川大[14]日体大[15]拓大[16]城西大[17]法大[18]国士館大[19]山梨学院大[20]専大[OP]関東学生連合

□区間1位記録[6区]花崎悠紀(駒大)57分36秒[7区]佐伯涼(東京国際大)1時間3分10秒[8区]大保海士(明大)1時間3分59秒[9区]石津佳晃(創価大)1時間8分14秒[10区]石川拓慎(駒大)1時間9分12秒[山形県勢]創価大の6区に鈴木渓太(東海大山形高出)、法大の10区に奥山智広(酒田南高出)がエントリーされたが出場はなかった。東洋大の大沢駿(山形中央高出)は補欠登録で出場はなかった。

□2021年1月2日/東京・大手町→神奈川・箱根町芦ノ湖畔5区間(107.5㌔)出場チーム21チーム

創価大が5時間28分8秒で出場4度目で初の往路優勝を果たした。4区の嶋津雄大選手(3年)が後続と1分42秒差をつけてトップに立ち流れを呼び込んだ。2位の東洋大に2分14秒差をつけて、3日の復路に臨む。

□往路成績[1]創価大(福田悠一《3》、ムルワ《6》、葛西潤《3》、嶋津雄大《2》、三上雄太《2》)5時間28分8秒[2]東洋大(児玉悠輔《9》、松山和希《4》、前田義弘《8》吉川洋次《6》、宮下隼人《3》)5時間30分22秒[3]駒沢大(白鳥哲汰《15》、田沢廉《7》、小林歩《2》、酒井亮太《11》、鈴木芽吹《4》)5時間30分29秒[4]帝京大5時間30分39秒[5]東海大5時間31分35秒[6]東京国際大5時間32分6秒[7]順天堂大[8]神奈川大[9]国学院大[10]拓殖大[11]早稲田大[12]青山学院大[13]城西大[14]明治大[15]日体大[16]法政大[17]国士舘大[18]山梨学院大[19]中央大[20]専修大[OP]関東学生連合

□区間賞[1区]鎌田航生(法大)1時間3分0秒[2区]ヴィンセント(東京国際大)1時間5分49秒[3区]石原翔太郎(東海大)1時間2分5秒[4区]オニエゴ(山梨学院大)1時間2分15秒[5区]細谷翔馬(帝京大)1時間11分52秒

[山形県勢]

[6]東京国際大[5区]荒井雄哉(4年=東海大山形高出)1分13秒56[区間10位]

[18]山梨学院大[3区]島津裕太(1年=九里学園高出)1分5秒13[区間16位]

■富士通が12年ぶり3度目の優勝【全日本実業団対抗駅伝】

2012年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着とする7区間100㌔のコースに36チームが参加して行われました。富士通(松枝、キメリ、坂東、中村匠、塩尻、鈴木、浦野)が4時間48分50秒で12年ぶり3度目の優勝しました。1分3秒差の4時間49分55秒でトヨタ自動車が2年連続で2位、5連覇を狙った旭化成が4時間50分32秒で3位でした。4年ぶり2度目の出場のNDソフト(南陽市=照井明人18位、アレクサンダー・ムティソ5位、斎藤諒33位、熊倉優介35位、光武洋36位、渡辺清紘30位、安藤駿32位)は5時間5分53秒で35位に終わりました。

■岡田が大会新で優勝【元旦競歩大会】

第69回元旦京競歩大会が2021年1月1日の元旦、東京・神宮外苑絵画館周回コース(1周=1.35㌔)のコースで行われました。大学・一般女子10㌔では、東京五輪代表に内定している岡田久美子選手(ビックカメラ)が43分39秒の大会新記録で優勝しました。大学・一般男子20㌔はも、住所大翔選手(順大)が1時間20分46秒で制しました。岡田選手は自身の大会記録を更新する圧勝で、目標にしたのは同時にスタートした高校男子の部の選手。「男子を海外のライバル選手に見立てました。目標タイムよりも速く歩けて自身になりました」と満足のいくレースだったようです。

岡田久美子

(おかだ・くみこ)競歩選手

 □生年月日/1991年10月17日

□出身地/埼玉県上尾市□出身校/熊谷女高→立教大学社会学部卒

□所属/ビックカメラ

□身長/158㌢/体重/47㌔

□主な成績/2008年インターハイ3000㍍競歩優勝、2009年インターハイ同、日本インカレ1万㍍競歩4連覇。2015年日本選手権優勝、同年世界選手権代表16位

2016年日本選手権優勝、リオデジャネイロ五輪代表16位。2019年5月東日本実業団選手権女子5000㍍競歩で日本新記録20分42秒25で6連覇。

2016年6月スペイン国際競技会女子2万㍍競歩で1時間27分41秒の日本新記録で6位。

2020年2月の日本選手権で1時間29分56秒で6連覇達成し、東京五輪代表になった。



■第99回全国高校サッカー選手権2021

★PK戦を制し、山梨学院が11年ぶり2度目の優勝★

□最終日/2021年1月11日(成人の日・祝日)/決勝/埼玉スタジアム2002

山梨学院(山梨)2(1-0、1-2▷延長0-0、0-0▷PK4-2)2青森山田(青森)

【得点者】[山]広沢、野田[青]藤原、安斎

《得点経過》山梨学院は前半12分に逆襲から広沢が右足でミドルシュートを決め先制。後半12分に青森山田の藤原、同18分に安斎のシュートが決まり逆転され劣勢に立たされたが崩れず持ち味の堅守でピンチを凌ぎ、後半33分に笹沼のスルーパスを起点にこぼれ球を野田が決めて同点に追いついた。青森山田はボールを支配して両サイドからの攻撃を繰り返したが逸機も多く、追加点を奪えず延長に。延長でも決着がつかず、PK戦。山梨学院は今大会実に3度目のPK戦。接戦をくぐり抜けてきたGK熊倉が相手エースの安斎のキックを止めて優位に立つと、山梨学院は4人目の谷口が思いっきり踏み込みゴールを決め、無観客の会場に歓喜の声がこだました。

《山梨学院の決勝布陣》

[GK]熊倉3[DF]飯弘3、一瀬3、板倉3、鈴木剛3[MF]谷口2、新井3(浦田3)、広沢3(山口丈3)、石川隼2(笹沼3)[FW]野田3、久保3(茂木2)[シュート合計]7

《青森山田の決勝布陣》

[GK]=韮沢3[DF]内田3、秋元3(延後7分=三輪2)、藤原3(主将)、タビナス3[MF]宇野2、安斎3、松木2、小原2(後6分=藤森2)、仙石3(延前9分=内間3)[FW]名須川2(延前=ベベニョン日高3)[シュート合計]24

《PK戦》

[青森山田・先]相手GK・熊倉//藤原○ 安斎× 内田○ 三輪×《2》 

[山梨学院・後]相手GK・韮沢//笹沼○ 板倉○ 山口○ 谷口○《4》

戦前の予想では青森山田が優位で、山梨学院の長谷川大監督=写真=も「10回戦って1回か2回勝てればという相手」と差を認めるが、「この1回で勝てるように準備してきた」という。

武器を磨くことを選手に説き、決勝では計24本の浴びながらも2失点で踏ん張るなど、一人ひとりが粘り強くチームの堅守を体現した。

●黒田剛青森山田監督の話

サッカーをやっている以上は決めるところを決めないとダメだし、チャンスの数で勝負するわけではない。サッカーのスキルは上回ったかもしれないが、それぞれが役割を果たせず、その差が結果に出た。いろんな意味でリベンジを掲げてここまでやってきて、最後の1ゲームにたどりついたが、けが人を含めて最高のパフォーマンスがだせなかった。

●藤原優大青森山田主将の話

延長までいき、たくさんのチャンスがあった中で決めきれなかった。このチームでやってきたことは後悔がないといったらおかしいけど、自分はやりきったつもりです。

◆得点ランキング◆

[1]安斎颯馬(青森山田3)5点[2]藤原優大(青森山田3)4点、大森涼(帝京大可児3)4点、笠井佳祐(関東第一3)4点[5]名須川真光(青森山田2)3点、島野怜(仙台育英2)3点、川上航立(帝京長岡3)3点、木内拓海(市船橋3)3点、杉本翔(作陽3)3点

《大会No.1プレーヤーは山梨学院の守護神です》

熊倉匠(くまくら・たくみ)サッカー選手

 

□所属/山梨学院高校(山梨県)3年

□背番号/17

□ポジション/ゴールキーパー

□生年月日/2002年7月30日

□身長/181㌢/体重/75㌔

□経歴/FC東京U15深川→山梨学院高校、2018年全国高校総体優勝

□決勝PK戦で、元同僚の安斎選手(青森山田)のキックを止めた見事なプレーでした。主将としてもチームをよくまとめました◎

《次の大会で活躍しそうな天才プレーヤーです》

松木玖生(まつき・くりゅう)サッカー選手□ポジョン/MF

 

□所属/青森山田高校(青森県)2年□背番号/10□生年月日/2003年4月30日□身長/178㌢/体重/73㌔□経歴/青森山田中→青森山田高□主な成績/2019年度全国高校選手権準優勝《優秀選手》/2020寝棺度全国高校選手権準優勝《優秀選手》□代表歴/2020年=U18日本代表候補、U17日本代表(日ASEAN青少年交流大会)、日本高校選抜候補 2019年=U16日本代表(インターナショナルドリームカップ)、2018年=U15日本代表(中国遠征、フランス遠征)


第5日2021年1月9日(土)、埼玉スタジアムで山梨学院(山梨)対帝京長岡(新潟)、矢板中央(栃木)対青森山田(青森)の準決勝2試合が行われ、決勝進出校が決まった。

《第1試合》接戦、PKで山梨学院が11年ぶりの決勝へ

山梨学院(山梨)2(1-0、1-2《PK3-1》)2帝京長岡(新潟)

【得点者】[山]石川隼大、一瀬大寿[帝]川上航立2

《山梨学院》【GK】▷熊倉3【DF】▷飯弘3▷一瀬3▷鈴木剛3▷中根3【MF】▷谷口2▷新井3(浦田3)▷広沢3(山口丈3)▷石川隼2【FW】▷野田3(笹沼3)▷久保3(茂木2)[シュート合計]14

《帝京長岡》【GK】▷佐藤1【DF】▷佐々木2▷松村2▷桑原1▷笠井1(佐竹3)【MF】▷三宅2▷上野3(鉾3)▷川上3▷広井1【FW】▷酒匂3▷葛岡3[シュート合計]15

【評】4試合で失点1と堅い守備が持ち味の山梨学院が開始21秒(記録は1分)にMF石川隼大が先制シュート。序盤は山梨学院ペースだったが、徐々に帝京長岡が広井蘭人、酒匂孝大を中心にテクニカルなプレーを見せリズムを取り戻した。後半5分、山梨学院のMF新井爽太のロングスローをDF一瀬大寿が頭で合わせ強烈なヘディングシュートが決まり2点目と山梨学院が優勢に。

しかし、同13分、帝京長岡の主将MF川上航立のシュートで1点差につめた。その後、帝京長岡の広井が相手ゴール付近で反則をもらいPKに。川上主将が冷静にゴール真ん中に決めて、ついに2-2の同点に追いついた。試合は両チーム90分の死闘で決着がつかずPK戦に。山梨学院の主将でGKの熊倉匠が2本を止め、1本がはずれて3-1で山梨学院が勝利をつかみ、帝京長岡は今年も準決勝で姿を消した。

山梨学院の長谷川大監督(47)の話 「どうにか勝つことができました。PKは熊倉が落ち着いていたので、やってくれると思っていました。勝たせてもらった試合が多く、決勝も頑張りたい」。

山梨学院のGK熊倉匠主将(3年)の話 「次につながって良かった。PK戦はチームのために活躍するぞ、と思っていたので止めます」。

熊倉匠(くまくら・たくみ)

2002年(平成14年)7月30日生まれ、埼玉県出身。レジスタFC-FC東京U-15深川。好きな選手は元イタリア代表GKブッフォン。身長180㌢、体重75㌔。血液型O型。家族は両親、姉、妹。

《第2試合》攻め続け5-0圧勝、青森山田が3大会連続決勝へ

矢板中央(栃木)0(0-2、0-3)5青森山田(青森)

【得点者】[青]安斎颯馬3、藤原優大、名須川真光

【評】前半16分に青森山田は安斎の強烈な右足からのシュートで先制。内田のロングパスから主将の藤原が頭で合わせて2点目。後半1分に安斎のボレーシュートで3点目。同5分にも名須川のヘディングシュートで4点目。後半29分には安斎この日3点目のハットトリックを決めて合計5点に。終始攻撃の手を休めない青森山田に防戦一方だったが、終盤、矢板中央は多田らが相手陣内まで押し上げたが決めきれず、矢板中央は初めての決勝進出を逃した。

《矢板中央》【GK】▷藤井陽2【DF】▷坂本3▷新倉3▷島崎2(三河3)▷小出2【MF】▷唐橋2(小森2)▷大畑2▷鷹箸3(星2)▷升田3(久野木2)【FW】▷多田3▷高野3(小川3)[シュート数]5

矢板中央の坂本主将 日本一をずっと見据えてきた。目標を達成できず悔しい。

《青森山田》【GK】▷韮沢3【DF】▷内田3▷タビナス3▷秋元3▷藤原3【MF】▷宇野2▷安斎3(本田2)▷小原2(内間3)▷松木2(鈴木3)▷仙石3(藤森2)【FW】名須川2(古沢3)[シュート数]18

青森山田 黒田剛監督(50)の話

「11年前(の決勝は)、私も地に足がついていなくて、気づいたら終わっていた。自分自身がまだまだひよっこだと感じたくらい。今は常勝軍団・青森山田でチャレンジャー精神は変わらないが、11年前の悔しい思い、去年のリベンジといろんな意味があるが、1年積み上げてきた何でもできるサッカーをぶれずに戦いたい。


□2021年1月5日/第4日□東京・駒沢陸上競技場ほか《準々決勝4試合》

青森山田(青森)4(4-0、0-0)0堀越(東京A)

○青森山田…前回準優勝の青森山田が3大会連続で4強入り。前半14分、J3岩手加入が内定しているDFタビナスがCKからのこぼれ球を押し込み先制すると前半だけで4発を決めて快勝。守っては浦和入りするDF 藤原を中心に相手(堀越)シュートを2本に封じて完封した。

青森山田・黒田剛監督の話 途中出場した選手はアピール不足。話にならない。

矢板中央(栃木)2(0-0、2-0)0富山第一(富山)

○矢板中央…小川心(3年)が交代起用の期待に応え、チームに先制ゴールをもたらした。後半9分、裏へのパンに反応した小川が左足で流し込んだ。「FWでいくぞ」と言われ「ビックリしたけど得点できてよかった」。2年連続での4強入り。

帝京長岡(新潟)2(2-0、0-1)1市船橋(千葉)

山梨学院(山梨)1(1-0、0-0)0昌平(埼玉)、

□2021年1月3日/第3日□東京・駒沢陸上競技場ほか《3回戦/8試合》

昌平(埼玉)3-0創成館(長崎)

●創成館…全国初出場で2回戦で初勝利を挙げた。優勝候補の昌平を相手に完敗。主将でMFの岩崎選手は「また、全国に出るチームになって勝ち進んでほしい」と後輩に夢を託した。

市船橋(千葉)3-0仙台育英(宮城)

富山第一1-0神村学園(鹿児島)

堀越(東京A)2-0丸岡(福井)

○堀越…29年ぶり3度目の出場で初の8強進出を決めた。

帝京長岡(新潟)3-1神戸弘陵(兵庫)

○帝京長岡…接戦を制して3大会連続、4度目の8強入りを決めた。古沢監督は「今日のような試合展開は命取りになる。同じことを繰り返さないよう、しっかりと修正したい」と気を引き締めた。

矢板中央(栃木)0(PK3-1)0東福岡

○矢板中央…初戦に続いてPKを制し、4連連続のベスト8進出を決めた。攻撃力の高い東福岡相手にDF新倉を中心とした粘りの守備で応戦した。

山梨学院1(PK7-6)1藤枝明誠(静岡)

●藤枝明誠…前回覇者の静岡学園を静岡県大会で破って出場しただけに、松本監督は「目標は『優勝と言わざるおえなかった』。大変な中で選手たちはよくやった」と選手たちの労をねぎらい、重圧とも戦った大会になった。

青森山田4-2帝京大可能児(岐阜)

《準々決勝》□2021年1月5日/第5日

□フクダ電子アリーナ 〈A〉山梨学院×昌平(12:05)〈B〉市立船橋×帝京長岡(14:10)

□駒沢陸上競技場 〈C〉矢板中央×富山第一(12:05)〈D〉堀越×青森山田(14:00)

《準決勝》□2021年1月9日/第6日□埼玉スタジアム 〈E〉A×B 〈F〉C×D《決勝》□2021年1月11日/最終日 〈E〉×〈F〉(14:05)